農地を所有していると、土地改良区に賦課金を払う必要があります。
今回は、畑と田の賦課金が同じなのか、実際に問い合わせてみたので、ご紹介します。
土地改良区に問い合わせてみた【実体験】
農地を所有しているのですが、
田と畑のどちらで登録されているのか、
知りたいのですが?
所在地は〇〇〇です。
担当者
そちらの住所ですと、
田として登録されております。
現況では畑として使用しているのですが、
賦課金は変わりませんか?
担当者
以前は畑賦課というものがあり、
畑の賦課金の方が安くなっていたのですが、
現在は、田も畑も同じ賦課金となっております。
あまり納得はできませんでしたが、決まったことのようなので、話は終了しました。
いろいろ調べてみると、地域によっては、まだ畑の賦課金の方が安いところもあるようです。
農地の減少や、田畑変換等による賦課金収入の減少で、土地改良区の存続が危ぶまれるのは分かるのですが、大量に水を使う田と、ほとんど水を使わない畑が同じ賦課金というのは納得いかないですね。
賦課金の算定方法
賦課金の算定方法は、土地改良区ごとに異なりますが、一般的には以下の要素を考慮して算定されます。
- 受益面積:受益する農地の面積
- 受益の程度:水利施設の利用頻度など
- 土地改良区の事業内容:維持管理する施設の種類や規模
田と畑の賦課金の比較
一般的に、田は畑よりも多くの水を使用するため、賦課金が高くなります。また、水田は水利施設への依存度が高いため、水利施設の維持管理費用が賦課金に反映されます。
しかし、近年では農地転用や田畑変換等による賦課金収入の減少により、田畑の賦課金を同額にするケースが多くなっています。
賦課金の使途
賦課金は、以下の費用に充当されます。
- 水利施設の維持管理費用:ポンプ場や用水路の維持管理
- 農地の整備費用:圃場整備や農道整備
- その他:事務費や広報費
まとめ
筆者の地域では、畑と田の賦課金は同じ金額ということでした。
全国的にみると、土地改良区の賦課金は、田と畑で異なる場合があります。これは、受益の程度や土地改良区の事業内容によって、賦課金の算定方法が異なるためです。
自分の地域の賦課金については、地元の土地改良区に直接問い合わせるのが良いでしょう。
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