ブルーベリーにもさまざまな病害虫が発生します。その中でも、うどんこ病は最もよく発生する病気の一つです。
今回は、うどんこ病の症状と対策を解説いたします。
うどんこ病とは
うどんこ病は、カビの一種である「ウドンコカビ」が原因で発生する病気です。ウドンコカビは、葉や茎、果実などに寄生し、白い粉状の菌糸を形成します。この菌糸は、葉の光合成を阻害し、果実の品質を低下させる原因となります。
うどんこ病の症状
うどんこ病の症状は、葉に白い粉状の菌糸が形成されることです。この菌糸は、葉の表面全体に広がったり、葉脈に沿って発生したりします。また、葉の裏側にも発生することがあります。
うどんこ病が進行すると、葉が黄色く変色し、枯れ落ちることもあります。また、果実にも菌糸が付着し、果実の品質が低下します。
うどんこ病の原因
うどんこ病の原因は、ウドンコカビの感染です。ウドンコカビは、空気や風、水、農具などによって感染します。また、うどんこ病に感染した植物の残渣を土壌中に残しておくと、そこから再び感染することがあります。
うどんこ病は、気温15℃〜25℃で発生します。 日中と夜間の温度差が高い時に出やすくなり、4月から6月に発生しやすく、真夏は活動を止め、再び秋に発生します
うどんこ病の対策
うどんこ病の対策は、以下のとおりです。
病害虫に弱い品種を避ける
ラビットアイ系の品種は、比較的うどんこ病にかかりやすい傾向にあります。
感染源を絶つ
うどんこ病に感染した植物の残渣を土壌中に残しておくと、そこから再び感染することがあります。そのため、うどんこ病に感染した植物の残渣は、速やかに処分するようにしましょう。
風通しを良くする
うどんこ病は、風通しの悪い環境で発生しやすくなります。そのため、ブルーベリーの植え付け場所は、風通しの良い場所を選ぶようにしましょう。
風通しを良くするために効果的なのは、しっかり剪定することです。特に、内側の枝を剪定するのが効果的です。
農薬を使用する
うどんこ病が広範囲に発生している場合は、農薬を使用するのも一つの方法です。農薬を使用する場合は、使用方法や注意事項をよく守って使用するようにしましょう。
農薬について
農薬を使用する場合は、GFモストップジンRスプレー等が効果的です。
まとめ
うどんこ病は、最もよく発生する病気の一つです。うどんこ病が発生すると、葉が黄色く変色し、枯れ落ちることもあります。また、果実にも菌糸が付着し、果実の品質が低下します。
うどんこ病の対策は、病害虫に強い品種を選ぶ、感染源を絶つ、風通しを良くする、農薬を使用する、などがあります。
これらの対策をしっかりと行うことで、うどんこ病の発生を抑えることができるでしょう。
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