ブルーベリーの品種【デューク】の特徴と栽培方法

デューク

ブルーベリーは、ビルベリーやハッカベリーとも呼ばれる、北アメリカ原産の落葉低木です。近年、日本でも人気が高まり、家庭菜園や農園で栽培されるようになりました。

ブルーベリーには、大きく分けて「ハイブッシュ系」と「ラビットアイ系」の2種類があります。ハイブッシュ系は、樹高が2~3m程度にまで成長する大木で、収穫量が多く、果実のサイズも大きくなります。ラビットアイ系は、樹高が1~2m程度にまで成長する中木で、収穫量はハイブッシュ系ほど多くはありませんが、果実の甘みが強く、香りが良いのが特徴です。

今回ご紹介する「デューク」は、ハイブッシュ系のブルーベリーです。1986年にアメリカで交配育成された品種で、日本でも広く栽培されています。

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デュークの特徴は、以下のとおりです。

  • 早生種で、6月上旬頃から収穫できます。
  • 果実の大きさは2.5~3cm程度で、やや扁平です。
  • 果実の色は、熟すと濃い青紫色になります。
  • 果実の食感は、やや硬めで、甘みと酸味のバランスが取れています。

デュークの栽培方法は、以下のとおりです。

  • 日当たりと風通しの良い場所を選びます。
  • 酸性土壌を好むので、植え付け前に土壌改良を行います。
  • 水やりは、土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
  • 肥料は、春と秋に2回ほど、化成肥料を施します。
  • 剪定は、冬に不要な枝を剪定します。

デュークは、酸性土壌を好むので、植え付け前に土壌改良を行いましょう。ピートモスや腐葉土を混ぜて、土壌の酸度を調整します。

水やりは、土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。特に、夏の乾燥期には、水切れしないように注意しましょう。

肥料は、春と秋に2回ほど、化成肥料を施します。春は、花芽分化促進のために、リン酸・カリウム肥料を施します。秋は、果実の肥大促進のために、窒素・リン酸・カリウム肥料を施します。

剪定は、冬に不要な枝を剪定します。主枝を太くするために、間引き剪定を行います。また、徒長枝や病害虫に侵された枝は切り落としましょう。

デュークは、病害虫の被害を受けやすい品種です。特に注意したい病害虫は、以下のとおりです。

  • 白粉病:葉や果実に白い粉状の病斑が現れます。
  • 黒星病:葉や果実に黒い斑点が現れます。
  • アブラムシ:葉や新芽に寄生して、吸汁します。
  • アザミウマ:葉や果実に寄生して、吸汁します。

病害虫の被害を防ぐために、以下の対策を行いましょう。

  • 風通しを良くして、病害虫の発生を予防する
  • 病害虫が発生した場合は、症状にあった農薬を散布する

デュークの果実は、生食はもちろん、ジャムやジュース、ケーキなど、さまざまな料理に活用できます。

また、デュークは、ポリフェノールやビタミンCなどの栄養素を豊富に含んでいます。アンチエイジングや美肌効果が期待できると言われています。

早生種で、収穫量も多いデュークは、初心者でも育てやすいブルーベリーです。ぜひ、ご家庭でデュークを栽培して、その美味しさと栄養を楽しんでみてください。


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