ブルーベリーの栽培をするうえで、最も深刻な問題が鳥害です。
今回は、ブルーベリーの鳥害対策についてご紹介いたします。
ブルーベリーの鳥害について
ブルーベリーの栽培をするうえで、鳥害は最も深刻な問題といっても良いでしょう。
なにしろ、せっかく実ったブルーベリーを根こそぎ食い尽くされてしまうのですから、ブルーベリー農家にとっては死活問題です。
ブルーベリーを狙う鳥は、主にヒヨドリ・ムクドリ・メジロ・スズメ・カラスなどです。カラスは割と大きい実も狙ってきますが、群れで来ることはあまりないようです。
多くの群れでくるのが、ヒヨドリとムクドリです。口が小さいので大きい実は食べれませんが、とにかく多くの群れで来るので、小さい実は根こそぎ食べられますし、大きい実もつつかれたり落とされたりしてしまいます。
下の画像がヒヨドリです。
ブルーベリーの鳥害対策はどうするべきか?
ブルーベリーの鳥害対策には以下のようなものがあります。
ネットを張る
最も一般的で、効果絶大なのがネットを張ることです。農園全体をネットで覆ってしまうのですから、鳥が入り込む余地はありません。
ネットは通気性があり、光を通すので、作物に対する影響も最小限に抑えられます。
カイトを設置する
カイトを使用するのも、鳥害対策として一般的な方法の一つです。カイトには畑や果樹園で鳥を追い払うために設計された、特別なカイトがあります。これは、本物の猛禽類のように見え、鳥を威嚇して畑や果樹園から遠ざける効果があります。
バルーンや反射材を使用する
鳥は、光や反射を嫌うことがあります。ブルーベリー畑にバルーンや反射材を取り付けることで、鳥が近寄りにくくなります。
音や振動を利用する
音や振動を発生させるアイテムを使用して、鳥を追い払う方法もあります。ただし、近隣の環境への影響に気を付ける必要があります。
煙や臭いを使う
鳥は、畑に漂う煙や不快な臭いを嫌うことがあります。煙や臭いを発生させる装置を使用することで、鳥の侵入を抑制できます。ただし、近隣の環境への影響に気を付ける必要があります。
人の立ち入りを促す
鳥は、人間を非常に警戒しています。ブルーベリー畑に頻繁に人が立ち入ることで、鳥が遠ざかる可能性が高まります。
まとめ
これらの対策を組み合わせることで、ブルーベリーの鳥害を効果的に軽減できるでしょう。ただし、地域や環境によって最適な対策が異なる可能性があるため、地元の農業拡張サービスや専門家に相談することも重要です。
場所によっては、鳥の被害が及ばない場合もあるかもしれませんが、鳥に一度目をつけられると必ず周期的に来るようになりますので、絶対に対策は必要になるのです。
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