果樹栽培においては、日当たりが良いことが条件の一つという認識が多いと思います。
今回は、ブルーベリー栽培においての日当たりについて考えてみたいと思います。
ブルーベリーは日当たりが悪いと育たない?
果樹の多くは日当たりが良い場所を好み、日光を浴びることで甘みの強い実をつけます。
しかし、果樹の中には日陰に強い品種もあります。
ここでは、日陰に弱い果樹と日陰に強い果樹をご紹介します。
日陰に弱い果樹
日陰に弱い果樹には、以下のようなものがあります。
リンゴ クリ モモ ナシ スモモ ウメ ブドウ ミカン
上記は日陰に弱い果樹の一部であり、多くの果樹は日陰に弱いです。
果樹は、光合成を行うことで成長が促進されるので、全く日光が当たらない状態では枯れてしまいます。
日陰に強い果樹
日陰に強い果樹には、以下のようなものがあります。
ビワ イチジク ブルーベリー ブラックベリー ラズベリー ザクロ カキ フサスグリ キウイ アケビ
上記の果樹は、比較的短い時間の光合成でも育つことができます。
ブルーベリーも日陰に強い果樹であり、遮光率36%程度でも問題ないというデータもあります。
日陰でも収穫量は変わらないのですが、収穫時期は数日遅くなる傾向にあるようです。
収穫時期が遅くなる原因は光合成の問題ではなく、日影が多くなることで温度が若干低下することによるものと思われます。
日陰でのブルーベリー栽培における注意点
日当たりが悪い場所でのブルーベリー栽培は、以下の点に注意しましょう。
午前中はできるだけ日光が当たるようにする
午前中はブルーベリーの葉から光合成を行うので、できるだけ日光が当たるようにしましょう。
午前中の日光が不足している場合は、下の商品のようなLEDライトを活用する方法もあります。
西日は当たらない方が良い
ブルーベリーは午前中の太陽光だけで、十分な光合成を行うことができます。そのため、午後の西日は必要ないですし、気温の上昇に注意が必要です。
ブルーベリーの栽培に適した気温は30℃までなので、西日による気温上昇は避けたいところです。西日が当たらないように、下の商品のような遮光ネットを活用する方法もあります。
まとめ
ブルーベリーが、日陰に強い果樹であることがお分かり頂けたと思います。
ブルーベリーは、悪条件でもたくましく育ってくれる魅力ある作物です。この魅力あるブルーベリーを、皆様も育ててみてはいかがでしょうか?
コメント