ブルーベリーは甘酸っぱい味わいで人気のある果樹ですが、栽培において避けられないのが害虫被害です。せっかく育てた実が虫食いだらけになってしまった…なんて経験をした方も多いのではないでしょうか?
今回の記事では、ブルーベリー栽培で代表的な害虫とその被害状況、効果的な駆除方法、そして被害を防ぐための予防策について詳しく解説します。
ブルーベリーを襲う主要な害虫
アブラムシ
- 体長:約2mm
- 特徴:緑色や黒色など、種類によって様々
- 被害状況:新芽や葉の汁を吸い、生育不良や奇形果を引き起こす
- 対策:薬剤散布、天敵の利用(テントウムシ、オオハナアブなど)
コナジラミ
- 体長:約0.5mm
- 特徴:白い粉状の飛べない昆虫
- 被害状況:葉の裏側に寄生し、汁を吸い、葉の黄化や落葉を引き起こす
- 対策:薬剤散布、天敵の利用(オンシツツヤコバチなど)
イラガ
- 体長:幼虫は約3cm
- 特徴:緑色の体毛と黒い突起を持つ毛虫
- 被害状況:葉を食い尽くし、丸坊主にしてしまう
- 対策:手で捕殺、薬剤散布
オオタバコガ
- 体長:幼虫は約4cm
- 特徴:灰褐色の体色で、頭部と尾部が黒い
- 被害状況:果実を食い破り、内部を食べる
- 対策:誘蛾灯による成虫の捕獲、薬剤散布
チョウセンカマキリ
- 体長:幼虫は約3cm
- 特徴:黄褐色の体色で、頭部が黒い
- 被害状況:茎や枝を内部から食い荒らし、枯死させる
- 対策:被害枝の剪定、薬剤散布
害虫被害を最小限に抑えるための予防策
栽培環境の整備
- 風通しの良い場所で栽培する
- 日当たりと水はけを良くする
- 雑草を定期的に除去する
定期的な観察
- 葉の裏側や新芽などをよく観察し、早期発見に努める
- 異常を見つけたら、すぐに駆除する
天敵の利用
テントウムシやオオハナアブなど、害虫を食べる天敵を積極的に誘引する
剪定
混み合った枝や葉を剪定し、風通しを良くする
有機農薬の活用
人体や環境への影響が少ない有機農薬を、必要に応じて使用する
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まとめ
ブルーベリー栽培における害虫被害は、適切な対策と予防策によって防ぐことができます。今回紹介した情報と方法を参考に、大切なブルーベリーを守り、収穫の喜びを味わいましょう。
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